Xbox Cloud Gaming
マイクロソフトのストリーミングゲーム Xbox Cloud Gaming が、ゲーム機 Xbox Series X|S や Xbox Oneで遊べるようになりました。
定額ゲームサービスの全部入りプラン Xbox Game Pass Ultimate に加入していれば、8年前の Xbox One ユーザーでも最新機種独占のゲームを楽しんだり、100GB級の大型タイトルでもダウンロード不要で即遊べます。
Xbox Cloud Gaming は、マイクロソフトのデータセンタにあるサーバ上でゲームを動かして、結果を映像としてストリーミングして遊ぶ機能。ゲーム実況配信にコントローラの信号だけ飛ばして参加するようなイメージです。
従来はスマートフォンで据え置き専用機のゲームを遊んだり、ゲーミングではない非力なPCやタブレットでも最新のゲームが遊べることが売りでしたが、ついに Xboxゲーム機本体が対応しました。
Xbox本体があるのにXboxのゲームをわざわざクラウド経由の遅延を噛ませて遊ぶ意味はないような気もしますが、前世代の Xbox One でも最新世代のゲームが遊べることは大きな魅力。ゲーミングPCが必要なマイクロソフト フライトシミュレーターなども、Xbox Series Xに近い品質で遊べます。
マイクロソフトは自社の看板タイトルである Halo や Forza をはじめ、ファーストパーティー作品を原則的に Xbox と PCで同時リリースするなど、最新のゲーム専用機を普及させることに依存しないビジネスに転換しつつありますが、とうとう「次世代ゲーム機を買わなくても、旧世代機で次世代専用ゲームが遊べる」ことになりました。
いまやゲーム事業の柱である Xbox Game Passなどのサービスやゲームコンテンツ自体で収益が上がれば、入り口は多ければ多いほうが良い、スマホやスマートテレビ、専用機からゲーミングPCまで、プレーヤーにあわせて多様なプラットフォームで遊べるようにする戦略です。
Xbox Cloud Gaming
Xbox Series X|S を持っているゲーマーにとっても、クラウドゲーム「でも」遊べる選択肢は魅力的。最近のゲームはフルインストールで100GBを超えるものも珍しくありませんが、クラウドゲームならダウンロードを待たずとりあえず試せます。ストレージが少ない Xbox Series Sにはとりわけ魅力的です。
気になったら軽率に試せる特徴は、普段は購入しないジャンルも含め、多数のゲームがラインナップされる定額サービス Xbox Game Pass と特に好相性。マルチプレーヤーのセッションに誘うとき・誘われたときも、じゃあダウンロードするから待って、と言わずすぐ参加できる利点にもなります。
クラウドゲームの原理的な制約として、入力と映像がクラウドとローカルを行き来するため遅延が発生することがありますが、据え置きのゲーム機は有線LANに接続している・できることが多い点で有利。反応が重要なゲームのランクマッチで使う気にはなれませんが、シングルやゆるいcoopなど多少の遅延が気にならない用途に使うなど、要は適材適所の選択肢です。
Xbox Series X|S / One でのXbox クラウドゲームは、Xbox Game Pass Ultimate加入者向けに今後数週間かけて順次提供される見込み。日本国内でもすでに試せますが、機能としては現在もベータ扱いです。
Source:Xbox Wire(英語)
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